ハードウェアや電子工作についてはほとんど無知だった私ですが、
最近では秋月電子とスイッチサイエンスを眺めて何を作ろうか考えることが大好きになるまでなりました。
これもArduinoを購入し、少しずつ電子工作/勉強を進められたおかげだと思います。
そんな素晴らしいArduino
ぜひとも皆さんにも遊んでいただきたいものです。
しかしながらいろいろなブログや話を聞くと、 “購入をためらっている” or “Lチカで満足” で終えてしまっている方が多い気がします。
おそらく"買ったところで何を作ったらいいかわからない"、"Lチカの次は何をすればいいのかわからない"となってしまうのが理由ではないのでしょうか。
だったら“作る物を私がある程度指定してしまおう”ということで、それなりに動く物が作れるようになるまでの簡単なチュートリアルを用意しました。
といってもほとんど私がこのブログで紹介した物になるんですけどね。
ゴールの設定
自分が何を作っているのかわからないまま製作するほどつまらないものはありません。
小さなものを作るときでも、あらかじめゴールを設定しておきましょう。
今回はある程度自立して走行する車をゴールとします。
ステップ1
ステップ1ではArduino + 単一機能の組み合わせで行います。
センサ等との接続はブレッドボードを利用します。
1つの機能に集中することができるので、比較的容易に実装できます。
Lチカ
基本の基本です。
大抵の方は購入時に試しているかと思いますが、久しぶりに取り組む様でしたら動作確認を含めてやってみましょう。
超音波センサ
センサを1つ加えてみましょう。
一般的な超音波センサです。
センサの仕様確認が必要になり、コードもいきなり複雑になります。
とりあえずはコピーでいいので、だんだんと仕様やプログラミングに慣れていきましょう。
7セグLED
7セグLEDとシリアルドライバのセット品を利用します。
シリアルドライバでシリアル通信を行うことにより、LEDで表示する数値の変更が容易になります。
モータドライバ
モータドライバを使ってモータ制御に挑戦です。
ドライバははんだづけが多くて大変ですが、はんだ付けは慣れたもん勝ちだと思います。がんばりましょう。
ステップ2
ステップ2ではArduino + 2つの機能を組み合わせて実装します。
とはいってもソフト/ハード共に、ステップ1の作品2つをそのまま繋げるだけです。
超音波式メジャー
超音波センサと7セグLEDを組み合わせて超音波式メジャーを作成します。
ステップ3
ステップ1、ステップ2を組み合わせて1つの作品に仕上げます。
シールド化
ブレッドボードだけでも問題はありませんが、再利用性を求めるならシールド化はやっておきましょう。
見た目も綺麗になります。
シールドの自作方法
仕上げ
今回の場合は自立走行車がゴールですので、シャーシにArduinoを乗せて完成となります。
アルゴリズムの作成
上記状態では自動停止しかできないので、簡単な法則を与えてみましょう。
次の作品
一通りArduinoに触れることで、電子工作についても理解が深まったことだと思います。
1つ何かの作品を作ることができれば、あとは発想力の勝負だと思います。
つまり、なんでも作れるってことです。